
最近、友人から「電子マネーを主体的に使っている」と聞きました。
いわゆる“ポイ活”で上手に得しているようで、やっぱり若い人たちは電子マネーに抵抗がないんだなあと感じます。
一方で、自分はどちらかというと現金主義、亡くなったおばあちゃんからも現金主義で借金はするなと言われてきました。(笑)
ある程度まとまった現金が財布に入っていないと、どこか落ち着かない性分です。
現金の“重さ”というか、「ちゃんと持っている」という実感が安心につながるんですよね。
ただ、まったく電子マネーを使ってこなかったわけではありません。
最初に使ったのはマイナンバーカード導入の時。ポイント還元をきっかけに、試しに触れてみたのが始まりでした。
ICOCAを持つようになった“あの日のバス”
自分が電子マネーに一歩踏み出した明確な転機があります。
たまに乗るバスで、5千円札しか持っていなかったときのこと。
運転手さんから「お釣りが無いので乗せられません」と言われてしまい、結局そのバスを見送りタクシーで集合場所に行くことになりました。
なんとも言えない気まずさと、予定が崩れるあの不便さ、そしてバスの運転手さんの対応。
その体験がきっかけで、ICOCAを使い始めました。
もしあの日の出来事がなければ、今も現金だけでバスに乗っていたかもしれません。
若い人たちが電子マネーに抵抗がない理由
最近、若い世代ほど電子マネーを積極的に使っています。
理由は感覚として3つあるように思います。
- スマホひとつで完結する身軽さ
- 支払いが早い・並ばない便利さ
- ポイント還元(いわゆるポイ活)のわかりやすさ
一方で、ある程度の年齢になると「現金のほうが安心」という気持ちが自然と残るもの。
どちらが正しいという話ではなく、ただ価値観が違うだけなんですよね。
電子マネーの良いところと残念なところ
良いところ
- 支払いが早い
- 小銭が不要
- ポイントがたまる
- 家計管理アプリと連動できる
残念なところ
- 使いすぎに気づきにくい
- スマホの電池切れで使えなくなる
- 店によって対応がバラバラ
- “お金を払った実感”が薄い
だから、電子マネーが絶対に良いというわけではありませんし、現金が古いわけでもありません。
それぞれの特性を知って、暮らしに合わせて使い分けるのが一番です。
では、現金はいくら持っていると安心?
ここは人それぞれですが、参考になる“考え方の軸”があるように思います。
自分もこの視点で「安心できる金額」を見直してみました。
1|緊急時の移動費を確保しておく
最低でも、
「今、突然スマホが壊れても帰れるだけの交通費」
これはほとんどの人に共通します。
- バス・電車:数千円
- タクシー:深夜料金込みで5,000〜10,000円
「自力で帰れる金額」を財布に入れておくと安心感は大きいです。
2|1日分の生活費を持つかどうか
- 食事:1,500〜2,000円
- 飲み物など:500円
- ちょっとした買い物:1,000円
だいたい 3,000〜5,000円 を「1日のお守り」として持つ人もいます。
3|自分の性格に合わせて決める
- 心配性:1〜2万円あると落ち着く
- 最低限タイプ:数千円で十分
- 災害意識が強い人:非常用に3〜5万円を別ポーチに分散
結局、
“不安が消えるライン=自分にとっての適正額”ということになるように思います。
電子マネーの時代だからこそ、現金の安心が価値になる
スマホ決済が広がり、電子マネーは便利になりました。
でも、
- 停電
- 通信障害
- 故障
- 自動精算機のエラー
こういう“まさかの場面”では、現金が強い。
だからこそ、電子マネーと現金のどちらか一方ではなく、「安心」と「便利」のバランスを取ることが、自分らしいお金の使い方になるのだと思います。
移動やコンビニは電子マネーで素早く。
高額の買い物や気を引き締めたい場面では現金で。
この“ちょうどいい距離感”が、自分には合っていると感じます。
あなたにとって “現金がこれだけあれば安心” と言える金額は、いくらでしょうか?
その金額は、あなたの性格や生活スタイルと合っていますか?
今日も佳き日に
コーチミツル
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