はじめに
お祝いの席で「乾杯!」と声を合わせる瞬間は、心がひとつになる特別な時間。
最近の自分は、良いことがあったとき「弥栄!」と声をあげて杯を交わすのが習慣になっています。
この“掛け声”にはどんな歴史や意味があるのでしょうか。
乾杯の由来
- 中国から伝わった乾盃
「乾杯(乾盃)」は中国の宴席文化がルーツ。杯を“乾(から)にする”という言葉どおり、飲み干すほどの祝意を示します。 - 日本での広がり
明治期に西洋式パーティ文化が広がる中で、乾杯が祝宴の定番に。明治天皇がドイツ式晩餐会で「乾杯」と発した記録も残っています。 - 乾杯の本質
その場に集った人の心をひとつにする“儀式”であり、喜びを共有する合図といえます。
「弥栄(いやさか)」の意味
- 語源と漢字
「弥栄」とは「ますます栄える」「末永く栄える」という祈りを込めた言葉。
「弥(いや)」は“いよいよ・ますます”を、「栄(さか)」は“栄える”を意味します。 - 神事や祝詞での用例
古くから神社の祭祀や祝詞で、家門繁栄や国家安泰を願う言葉として唱えられてきました。 - 現代の祝い言葉として
結婚式や地域のお祭りなど、乾杯の代わりに「弥栄!」と声を合わせる地域もあります。
未来への繁栄を願う、温かみのある響きです。
声に宿る力
祝う声には、場を清める力や人の心を一つにする力があります。
「乾杯」は勢い、「弥栄」は祈り。
どちらも人と人をつなぐ“声の文化”であることに変わりはありません。
自分流「弥栄」タイム
最近、良い知らせがあったときには「弥栄!」と声をあげて杯を交わすことにしています。
勢いだけではなく、「これからも栄えますように」という願いを込められるのが心地よいのです。

まとめ
乾杯は喜びを共有し、弥栄は未来の繁栄を祈る。
祝いの席にどちらの言葉を選んでも、想いが込められてこそ本当の“祝杯”になります。
次にあなたが杯を掲げるとき、どんな言葉を選びますか?
今日も佳き日に
コーチミツル
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