204.口癖が人生を変える?心配性だった自分が少しずつ前向きになれた理由

子どものころの自分は、どちらかというと心配性な性格でした。

何をするにも「失敗したらどうしよう…」と不安になり、慎重すぎるあまり一歩踏み出せないことも多かったように思います。母からも「そんなに心配しすぎなくていいのに」と、よく言われていたのを思い出します。

そんな自分ですが、今では「きっと大丈夫」「うまくいくかも」と、以前よりもずっと前向きに物事をとらえられるようになりました。

その変化の背景には、「口癖」の力があったように感じています。


口癖は、あなたの思考と未来をつくっている

私たちが普段、無意識に使っている言葉――それが「口癖(くちぐせ)」です。

心理学では「セルフトーク(自己対話)」と呼ばれ、自分の思考や行動、さらには感情の感じ方にまで影響を与えることがわかっています。

たとえば…

  • 「どうせダメだろう」と言えば、本当にうまくいかないような気がして動けなくなる。
  • 「なんとかなるかも」とつぶやけば、不思議と少し勇気が湧いてくる。

このように、口癖が心のアクセルにもブレーキにもなることが、最近の研究でも明らかになっています。


ネガティブな言葉が不安を強める?脳科学の研究より

fMRI(脳機能画像)を用いた実験では、ネガティブな言葉を見たり聞いたりしたとき、脳の扁桃体という「不安を感じる部分」が活性化することが確認されています。

逆に、ポジティブな言葉に触れると、前向きな行動を司る前頭前野が活発になり、思考や集中力が高まる傾向もあるそうです。

つまり、普段何気なく使っている言葉が、脳の働きそのものを変えているというわけです。


心配性な自分が変われた理由:経験と習慣の力

「心配の95%は実際には起こらない」と言われることがあります。

子どもの頃の自分は、それでも心配せずにはいられませんでした。でも、さまざまな経験を積んでいく中で、「なんとかなった」という体験が少しずつ増え、自分への信頼も芽生えてきたのだと思います。特に初めてのことが多い子どものころは、とにかく体験することで、心配ごとが少なくなってくるのだと思うのです。

今、意識しているのは、使う言葉を変えることです。

  • 「失敗したらどうしよう」→「うまくいかなかったら、別のやり方をすればいい」
  • 「勝つか負けるか」→「勝つか学ぶか」
  • 「無理かもしれない」→「やってみないと分からない」

この小さな変化が、心の姿勢まで変えてくれると思います。

最初はゲームだと思って試しにやってみてください。


毎日20秒の“自分への言葉がけ”のすすめ

最近では「アファメーション(自己肯定の言葉)」という方法も注目されています。

カリフォルニア大学バークレー校の研究によると、たとえば1日たった20秒、「自分はよくやってる」「今日も大丈夫」といった言葉を心の中で唱えるだけでも、ストレスが軽減し、前向きな気持ちが育まれるとのことです。

自分自身も、朝、鏡の前で「よし、今日もやってみよう」と声をかけ、職場に足を踏み入れるときに誰もいなくても「今日もよろしくお願いします。」とあいさつすることが習慣になっています。すると、自然と表情まで明るくなるような気がします。

それから、寝る前に今日普通に過ごせたことへの感謝として、「今日もありがとうございます。無事に過ごすことができました。」と口に出すと翌日へポジティブな感情が続くようにも思います。


今日から変えられる、あなたの「言葉の選び方」

もしあなたが、「どうして私はこんなにネガティブなんだろう…」と悩んでいるとしたら、大きなことを変える必要はありません。

まずは、使う言葉を一つだけでも見直してみることから始めてみてください。

口癖は、気づかないうちに習慣となり、やがては思考のクセになり、人生の方向を決めていくものだと思います。


言葉が変われば、心が変わる。心が変われば、人生も変わる。

  • 口癖(セルフトーク)は、脳や感情、行動に影響を与える
  • ネガティブな言葉は不安を増やし、ポジティブな言葉は行動力を高める
  • 「心配性」も、経験と小さな言葉の選び方で、少しずつ変えていける
  • 今日からできる、1日20秒のアファメーションを試してみよう

たとえ今が不安でも、使う言葉を少し変えるだけで、未来の見え方は変わってきます。

あなたの中にも、すでに前向きな芽は育ちつつあるのかもしれません。

今日も佳き日に

コーチミツル



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