80.阿吽(あうん)

皆さんも阿吽(あうん)という言葉を聞かれたことがあると思いますが、よく使うのが、「阿吽の呼吸(あうんのこきゅう)」ですよね。

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阿吽の呼吸の意味は、

2人以上で物事を行う際に、互いの息が合っている状態や、言葉がなくても意思疎通ができており、タイミングや間合いが一致していることを意味でアイコンタクトでお互いの意思が分かるような以心伝心的な感じで自分は捉えています。

また、私は、神社の鳥居の前を護っている狛犬(こまいぬ)が大好きでして、

この狛犬も、神社に向かって右側が口を開けた「阿(あ)」の狛犬、左側が口をつむいだ「吽(うん)」の狛犬となっておりまして、2頭合わせて阿吽ということになっております。自分は狛犬が本当に大好きで家の玄関の壁にも絵※を飾ったり、置いたりしております。

この阿吽(あうん)の語源が何かご存じですか?

普通でしたら、日本語が語源でしょうということになります。たとえば、五十音の「あ」から「ん」までのすべてを網羅して間髪言わせずに物事がサクッと通じるような意味と捉えることができます。

ところが、ネットで調べたところ、元々は日本語が語源ではないということが書いてありました。

では、何語かというと・・・

仏教の元である古代インドのサンスクリット語からきているそうで、本当にびっくりしました。

AIではサンスクリット語で言う最初が『ア』で最後の『フーム』ということが書いてあり、確かに「あうん」に近い感じの音であると思いました。それに日本語の五十音で最初と最後の文字ということもありびっくりですよね。

ちなみに日本語とサンスクリット語の翻訳をネットでしてみたところ”はじめ”がआरंभ(aarambha)と”終わり”がअंत(ant)と翻訳されまして、翻訳する元の言葉の選び方にもよりますが、こちらも「あうん」に近いような発音(自分は発音できませんが)だとローマ字の読み方を見て感じました。

で、何が言いたいのかというと

文化もそうですが、言葉というのも古代から現代まで世界でつながっているのだと、それも自国が元であると思っているようなことであっても阿吽のように遠いインドから仏教と一緒に渡ってきているものも他にもたくさんあるんだろうなあと想像が膨らみました。

余談になりますが、ヘブライ語と日本語にも共通点があるとのことで、これは、ネット検索なので、全てがあっているかわかりませんが、意味が共通している単語が3,000語以上あると言われています。

面白かったので載せておきますね。

  • 「凍る」はヘブライ語で「コール」
  • 「貴方」はヘブライ語で「アナタ」
  • 「話す」という意味の「駄弁る」はヘブライ語で「ダベル」
  • 「アルク(歩く)」はヘブライ語で「ハラク」(歩く)
  • 「ナマル(訛る)」はヘブライ語で「ナマル」(訛る)
  • 「ワラベ(子供)」はヘブライ語で「ワラッベン」(子供)

あと面白いのが、じゃんけんぽんですが、ヘブライ語で ジャン(隠して)ケン(準備)ポン(来い)ということで、正にじゃんけんの意味を言い表しているようにも思いました。

今日は言葉の共通点についてお話ししましたが、

他の国でも言葉や文化の共通点があると思うので、違いを言い合ってケンカするのではなく、今日みたいに共通点を探して笑いながら仲良く生活する方が幸せなんだろうなと感じました。

今日は独り言のようになってしまいましたね~

今日も佳き日に

コーチミツル

※写真の絵は、よしとさんが描かれた「阿吽」(AUN)という絵画です。

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