「自分のカラダを大切にしたい」と思っていても、つい甘い物やお酒に手が伸びたり、やめたはずの習慣に戻ってしまうことがあります。
その背景には脳の報酬系があり、そのサインが――ワクワクです。
ドーパミンとワクワク
ドーパミンは「快楽そのもの」ではなく、**“報酬への期待や予測”**に反応する神経伝達物質です。
「これから良いことが起こるかも」というワクワク感が、行動を後押しします。
パチンコで感じた“ワクワク”
自分もかつて、仕事が忙しすぎた時期にパチンコに行っていました。
当たった瞬間よりも、「次は当たるかも」というワクワク感のほうが強烈だったのです。
これはギャンブルに特有の「不確実な報酬」によってドーパミンが過剰に出る仕組みです。
脳はなぜカラダを犠牲にしてでも報酬を求めるのか
脳の目的は「健康」よりも「生存と繁殖」。
- 甘い物 → 高カロリー確保
- お酒 → 一時的なストレス緩和(ただしカラダには負担)
- ギャンブル → 不確実な成功で強い学習刺激
この仕組みが、現代社会ではカラダにマイナスに働くことがあります。
健全にワクワクを活かす方法
- 運動でワクワク(達成の積み重ね)
- 音楽や演奏でワクワク(快感が科学的に裏付けられている)
- 学びや挑戦でワクワク(小さな成功が健全な報酬)
- 人とのつながりでワクワク(感謝や応援が心を満たす)
- お酒を問い直すワクワク(「なぜ飲みたいか?」を見つめ直す)

コーチングにおける“ワクワク”
コーチングでは、行動を決めるときにクライアントがワクワク感を持っているかを重視します。
- ワクワクがある → 行動が続く
- ワクワクがない → 義務感になりやすい
だからこそ、ワクワクがないときは問い直します。
- 「それは本当にやりたいことですか?」
- 「もっとワクワクできる方法はありませんか?」
ワクワクセルフチェック(5項目)
- 最近、強くワクワクした出来事を3つ思い出せるか?
- その出来事を習慣にできそうか?
- それは自分のカラダを整える行動につながっているか?
- そのワクワクは時間が経っても残っているか?
- 誰かに共有したくなるワクワクか?
まとめ
“ワクワク”はドーパミンの合図です。
それをどう活かすかで、人生は前に進むこともあれば、依存に引き込まれることもあります。
👉 あなたの最近の“ワクワク”は、自分にとってどういったものでしたか?
今日も佳き日に
コーチミツル
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