197.「Well」ピラミッドが描く、よりよい明日への道(コーチングの核心を支える4つのキーワード)

ブログ内容を朗読しています。(197.「Well」ピラミッドが描く、よりよい明日への道(コーチングの核心を支える4つのキーワード))

Well:言葉に込めた想い

自分が運営するホームページ「coach-mitsuru.com」には、毎日更新しているブログとともに、大切にしている4つのキーワードがあります。それが「Wellシリーズ」です。

この「Well」は、単なるポジティブな響きだけではありません。
人生や成長において、どの順番で何を積み重ねていけば「よりよい明日(Well-Being)」に辿り着けるか――。
そのプロセスをピラミッド型に図解して、わかりやすく伝えています。


Wellシリーズの4つのキーワード

🤝 Well-Wisher(ウェル・ウィッシャー)

「あなたが成功するよう願い、応援してくれる人」
これは、まさにコーチの在り方そのもの。信頼と安心の土台があって初めて、人は変わろうとする勇気を持てるのです。

🧾 エビデンス:信頼関係の有無はコーチングの成果に強く影響する(International Coaching Federation, 2021)


🌱 Well-Comism(ウェル・カミズム)※Coach_Mitsuru造語

「人・物事・変化を前向きに受け入れる心の姿勢」
逆境や不確実な出来事も、受け止め方次第でチャンスになる。これはレジリエンス(心理的回復力)の鍵でもあります。

🧾 参考:ポジティブ心理学では、受容と思考の柔軟性が自己成長を支える力とされる(Seligman, 2006)


✨ Well-Done(ウェル・ダン)

「小さな成功や行動の積み重ね」
一歩ずつの行動、試行錯誤の中での達成感。それこそが、自己効力感(self-efficacy)を育み、やがて大きな目標達成につながります。

🧾 理論:バンデューラの理論では「成功体験」が最も強力な自己信頼の源(Bandura, 1997)


💫 Well-Being(ウェル・ビーイング)

「よりよい明日、充実した生き方」
健康、心理的な満足感、社会的つながり。これらすべてが満たされた状態こそがWell-Being。しかし、それは偶然ではなく、前段の積み重ねの“結果”として訪れます。

🧾 定義:WHOによると、Well-Beingとは「身体的・精神的・社会的に満たされた状態」(WHO, 1948)


この順序は、「人はどこから成長が始まるか」「何を土台に築くか」を示したものです。

だからこそ、まず「Well-Wisher」から

「あなたの味方がここにいる」。
その確信こそが、行動を起こす原動力になります。
その後に、心の姿勢(Well-Comism)、行動と実績(Well-Done)が続き、
自然とよりよい人生(Well-Being)へと近づいていく。
この順序が、自分の考えるコーチングの中核です。


コーチはWell-Wisherでありたい

自分は、クライアントの「Well-Wisher」として、傍で寄り添いながら、
ともに「Well-Comism」「Well-Done」「Well-Being」へと向かう旅路を歩みたいと思っています。

そして貴方とその旅に向けてご一緒できることを楽しみにしています。

今日も佳き日に

コーチミツル


補足:参考資料と理論の出典

  • Bandura, A. (1997). Self-efficacy: The Exercise of Control.
  • Seligman, M. (2006). Learned Optimism.
  • WHO憲章(1948年)
  • International Coaching Federation (2021). ICF Core Competencies

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