304.向いていること、向いていないこと(“続けたい気持ち”が教えてくれるもの)

「向いている」「向いていない」って、よく耳にします。
けれど、それを誰が、どのタイミングで決めるのか――考えてみると少し不思議です。


最初の印象で“向いていない”と思ったこと

自分が子どものころ、親父に連れられて釣りに行ったときのこと。
投げ釣りを3回続けて失敗し、糸を切ってしまいました。
その後、親父が釣りに誘ってくれることはなくなり、
「きっと親父は、自分は釣りに向いていないと思ったんだろうな」と感じました。

同じようなことは、スキーでもウインドサーフィンでもありました。
いきなり難しいコースを滑って怖い思いをしたスキー。
帆を立てることすらできなかったウインドサーフィン。
どちらも一度きりの体験で終わってしまいました。

今思えば、どれも「最初の体験」が少し難しすぎたのかもしれません。
“できなかった”という結果よりも、“怖かった”“恥ずかしかった”という感情が残ってしまったのです。


苦手だったことが変わるとき

一方で、そろばんのように最初は苦手でも、後に変わった経験もあります。
小学生のころは数字が苦手で、そろばん教室も大嫌いで、怠けて休むこともしばしばでした。
ところが高校で商業科に進み、理屈もわかり練習を重ねるうちに、
1度だけですがクラス代表として校内大会に出ることもありました。

振り返って感じるのは、
「向いている・向いていないって、結果じゃなくて“プロセス”で決まるんじゃないか」ということ。
最初から得意だったわけではなく、
“できるようになりたい”という気持ちがあったからこそ変わっていったのです。


自分はラッパに向いているか?

今、自分はトランペットを吹いています。
でも、思うように音が出なかったり、実力を発揮できず落ち込むことが多いです。
そんな時ふと、「自分は向いていないのかもしれない」と思う瞬間もあります。

それでも、やめようとは思わない。
なぜなら、時々ですが吹けたときの喜び、音が響いた瞬間の感動があるから。
少し時間は必要ですが、上手くいかないときの悔しさよりも、
「また挑戦したい」という気持ちが勝っているのです。
この“続けたい”という想いこそ、
もしかしたら「向いている」のサインなのかもしれません。


向き・不向きを見分けるヒント

向いていないこととは、
・やっていて心が動かない
・何度やっても苦痛しか感じない
・「できるようになりたい」と思えない
そんな状態かもしれません。

逆に、向いていることとは、
・少しでも「もう一度やってみよう」と思える
・小さな成長に喜びを感じる
・失敗しても工夫したくなる
そんな気持ちがあることだと思います。


あなたにとって、「向いていない」と思っていることの中に、
“まだ楽しむ余地”が眠っているものはありませんか?


今日も佳き日に

コーチミツル

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今日も佳き日に

コーチミツル


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